君の恋~夏の日記~


「あ…!」


俺ははっと口を塞いだ。

つい、声を出してしまったが、俺が読みたくて読みたかった本があった。

だけど、もうどこに行っても売ってなくて。


仕方なく諦めてたところだった。


恋愛小説は読んだことのない俺。

それでも、テレビの特集で、やってて、心を打たれるものがあったんだ。


「ちょっとくらい…いいよな…」


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