【中編】彼女の嘘
荷物は、必要最低限。


彼方は、一足先に住んでる。


私は、明日彼のとこに行く。


彼方は、最愛の彼女を亡くしてから時が止まったまま。


私と出会い明るさを取り戻せたと言ってくれてる。


彼は、さすらいの旅人みたい。


両親も亡くし、孤独な彼。



その上、最愛の彼女。


不幸すぎる彼。


彼方は、後悔ばかり。


私は、同情でもいいから支えになってあげたい。


そう思うようになった。


彼も同情かもしれないけど支えたいと。


私と彼方の愛する人は、ただ一人。


それ以上はない。


だから、私の悩みを聞き逃げ道を作ってくれた。


後悔の道になるかもしれないけど、環境を変える必要があった。


誰も信じれなくなった私。


前のように戻りたい。


それが、私の望みでもあった。


ここでは、変われないから。
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