Boy Friend
「楊は、俺のこと好き?」
「・・・え・・」
「まあ、付き合ってるから
好きに決まってるだろうな」
また・・・
勝手に決めやがって。
「てか、呼び捨てに
しないでくれる?」
「あ?何で??」
「何でって・・・」
「彼氏が彼女のこと
名前で呼ぶのって、
普通だろ?」
「そうだけど・・・」
「何?恥ずかしい??」
「っっ・・・全然!!!!」
あたしは溝口から離れた。
「って、待てって!!
・・・おいっっ!!!!!」
溝口が追いかけてくる。
「寮までなんだし手、繋ご」
そう言ってあたしの手を
無理やり握る。
「ちょっ!!離して!!」
「恥ずかしがるなって!!」
「何か機嫌イイし・・・」
「だって、楊が俺の彼女に
なってくれたから♪」