Boy Friend
そう・・・
あたしは・・・・・・・
かなりの天然。
だから、恋愛というものに
入れさせてもらえない。
てか、本当に恋愛対象外。
「おまたせ!!楊☆」
テンション高々、あたしの
親友が戻ってきた。
「おかえり・・・・」
「ちょ-どうしよう!!!?
大好きな中本くんに、
・・・・告られちゃった☆」
「あっ、そう・・・・・・・」
「あれ?楊!!!!!」
あたしは、ガックリと・・・
廊下をあとにした。
「芦田さん?」
先生の声で、はっ!っと、
我に返った。
「は、はい・・・・」
「この問題、解いてみて?
芦田さんなら・・・
解けるわよね??」
どうやら、あたしの頭の
良さに気付いたらしい。
「はい。」
席を立つ。
前へ行く途中、秋本君と
目が合う。
『恋愛対象外?みたいな?』
あの、セリフがよみがえる。
スッと、目をそらしたのは
秋本君だった。
(・・・だよね。もう、
友達でもなんでも
ないんだから・・・・・)
こないだまでは、
仲がよかったお友達。
今は・・・・・・
あたしの告白により、
関係がくずれた。
告らなきゃよかった・・・
そう、後悔しているあたし。
やっぱ、あたしのこと・・・
恋愛としては、無理なのか。
天然だからって・・・・・
そんな理由でフラレルなんて。