喪家
基礎工事
今日初めて見る顔、懐かし顔、皆が笑顔で応えてくれた。
最後の1人を見送り支度部屋に真一、陽子共に戻り平服にきがえ式場の支配人にお礼を伝えた。陽子が身重なので新婚旅行は行かず両親、仲人とはその場で別れた。
「真一さん、今晩は私の父からもらった引き出物料理をアパートに帰って食べましょうか。」
「それよりも、陽子。金をいくらか持ってるだろう。新婚初夜ぐらい何処か食べにでようぜ!」
「でも真一さん…私達結婚式のお金も出していないのに、それに今日からは私達だけの力で生活しないといけないのに…」
最後の1人を見送り支度部屋に真一、陽子共に戻り平服にきがえ式場の支配人にお礼を伝えた。陽子が身重なので新婚旅行は行かず両親、仲人とはその場で別れた。
「真一さん、今晩は私の父からもらった引き出物料理をアパートに帰って食べましょうか。」
「それよりも、陽子。金をいくらか持ってるだろう。新婚初夜ぐらい何処か食べにでようぜ!」
「でも真一さん…私達結婚式のお金も出していないのに、それに今日からは私達だけの力で生活しないといけないのに…」