喫茶店王子
「室井様〜」
「はいっ!!」
「診察室へどうぞ〜」
ガラッ
俺は、看護婦さんが出してくれた椅子に座った。
「今日は、どうされましたか???」
「なんか、胸のあたりが変なんです。」
「どう変なのですか?」
医者はもっと詳しくと言うように俺の目を見て話した。
「喫茶店やってるんですけど、そこに毎日女子高生が来るんですよ。その子が来ると、胸がキューッてなるんです。」
医者は俺の顔を見て、は?みたいな顔をしていた。
「あの〜失礼ですが、それは病気では、なくて…」
病気では、ない???
では、なんで???
「あなた、その子に恋をしているのですよ!!!」
………
……
…
恋???