記憶の欠片



「でもさ

好きな人ぐらいは

居るだろ」


「あぁ、居るよ!」


「おっ。

相手は、幾つだよ!」




さっきまで、

蔑む様な目で見ていた

嘉幸の表情が次第に、

ニヤけて食い付いて来た...。





< 10 / 22 >

この作品をシェア

pagetop