記憶の欠片


「あれ? 晴久。

一人で買い物?」


「奥さんは?」


またかよ!


って思いながらも

悟られない様に

対応した。


「居ないよ!」


「そっかぁ。

家で留守番なんだ!」


「イヤ、独身…だよ」


「あっ… そっか

そうなんだぁ」




会話を続けて行くうちに、

いつしか重い空気に...

包まれてしまった。




これも、

定番になりつつある

良くあるパターンだ。




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