未来

想い

涙を拭いてあたしは実沙の所へ走って戻った。
そしたら実沙が心配した顔で、
「未緒どうしたの?話は放課後聞くから席に座ろ?」
実沙どうしてあたしの心の中をわかっちゃうの?
あたしは郭鳳の心の中がわからないよ・・・・。
そして授業にも集中出来ないまま、放課後。
「んで、どうしたの?」
あたしの大好きなイチゴオレを持って実沙はあたしの席の前のイスに座った。
「あたしさっきの休み時間・・・高木に・・告られたんだ。それを・・・郭鳳に見られて・・・『良かったな』っていわれたの・・・・・。それがすごくショックで・・・。郭鳳の心の中がわからないよ・・・。」
区切り区切り少し枯れた声で説明した。そしたら実沙があたしを抱き締めて
「恋にはいろいろあるの!それを乗り越えないと生きて行けないよ!」
実沙は泣いていた。実沙ありがとう。あなたはあたしの大好きな親友です。あなたの想いはちゃんと伝わったから、あたし今日郭鳳にあたしの想いを伝えます。
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