未来

あなたへ・・・

あたしは郭鳳に告ることを実沙に言い、教室を急いで飛び出した。
近くにいた海斗に郭鳳の居場所を聞いて走っていったらそこは、さっきあたしが高木に告られた場所だった。まわりを探すと郭鳳がしゃがんでいた。
「郭鳳・・・。」
しゃべりかけずらかったけど勇気をだしてがんばった。
「泣いてるの?」
明らかに郭鳳の様子がおかしかった。
「未緒はさっき高木の告白OKしたの?」
「してないよ。」
「あ―俺ちょっとだけ後悔した。」
えっなんで??あたしには全然その意味がわからなかった。そしたら郭鳳がいきなりあたしを抱き締めて、
「高木より最初に言っとけば良かった。俺は未緒の事が好きだ。未緒が部活の時もずっと未緒の事を見てた。俺と付き合って下さい。」
何を言われてるのかわからなかった。そしてあたしの目からは涙が溢れてきた。「・・ぐすっ・・・っ。」
「未緒?」
「郭鳳・・・・ あたしは今まであなたの心の中が見えませんでした。でも今やっと見えた気がします。あたしも郭鳳の事が好きです。大好きです。」
そしてあたし達は今日が記念日となった。
でもその時、郭鳳の秘密をあたしはまだ知らなかったんだ。
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