オンナの園
1時になり、珍しくみんな、時間通りに、言われた教室に集合している。


今から、いったい、何が始まるというのか?


あたりは、山、静かな森、声も出せないぐらい、静かな教室。


し〜んと静まりかえる中、一番、年上のあの、優しそうな顔の女の人がはいってきた。


『みなさん、遠いところ、ようこそ。私は、この研修所を取り仕切っている、名前は、りんりんです』


またぁ、名字はないのか?

ここの人たちは、ホント変わった人達が多いなぁ。


『みんなからは、りんりん教官と呼ばれてるわ』


りんりん教官!?


へんな名前だぁ…


『さぁ、この中でリーダーを決めさせてもらうわよ』

りんりん教官が、私たちを見回している。


なるべく、下を向いて、目を合わせては、ダメだぁ。


『はい、あなた、桜木さんね、あなた、リーダーよ、みんなを、まとめてちょうだい。』


えっっ〜あたし?
このメンバーまとまらないって!!


『はい、わかりました。』

私は愛想なく返事をした。

『桜木さん、声が声が小さい。』


えっ…怖いじゃあない。


優しい顔してるのに…


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