オンナの園
あやかと、さやかは、さりげに、窓際から、可愛くポーズをし、男子に手を振っている。


さっき、慌てて、あの二人化粧してたけど、男の匂いでもしたのかぁ?
鋭い嗅覚…


男子が上にゾロゾロとあがってくる。


美華先生の授業もいつの間にか、終わってるよ…


張本人の美華先生が男子を見て興奮してるんだから〜

あちらこちらで、コソコソ…コソコソ…


男子の品定めが始まったぁ。


とみ子には聞いても仕方ないから、ゆきのんに聞いてみたぁ。


『ねぇ、ゆきのん、誰、好み?』


『ムーン、あたし、あんまりいないなぁ。ってか、興味ないし、だって、私たち、こんな山の中まで、わざわざ勉強しに来たんでしょう?』


いたってクールでまじめな、ゆきのんらしい。


『ここちゃん、ねぇ、かっこいい人いる?』


『あの人、イケメン…ちょうど、髪の毛の色もいいし、目も大きくもなく、小さくもなく〜キャー誰かに似てるって思ったら、赤西仁に、似てる。好き好き、タイプ〜』


ここちゃんは、相変わらず、やっぱり、イケメン好みかぁ!!


『かおるんは、あの中にいるぅ?』


『あの…あの…一人いるよぉ〜あそこにいる、髪の毛ストレートの人、優しそうな雰囲気だし、嵐のニノに似てる。タ、タ、タイプですぅ〜』


どうでもいいが、かおるんと、とみ子のキャラ、ちょい、かぶってないかぁ?


かおるんは、可愛い。
とみ子はダサッ
だから…違うかぁ。



くらちゃんにも、聞いてみる?
とうする?


なんか不思議なこと、いうんじゃあないか?

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