オンナの園
次の日


『ちょっと桜木さん、ここ曲がってる。』


『はい、なおします。』


ったくうるさい、おばちゃん。相当神経質。
ついていけない。


こっちが神経、おかしくなりそう。


『はじめまして、桜木さん、下の階の婦人服の夢咲です。こっちには、仲いい人がいるので、ちょこちょこ遊びにきてます。蜜先輩、まみ先輩、るい先輩によくしてもらってます。』


うひょ〜可愛い。なんてキュート。


『こちらこそ、よろしくお願いします。』


『まったく、新人のくせに、おしゃべり多いわね。』

『あ、はい、気を付けます。』


このおばちゃんにずっとこんな事言われ続けるの?正直きついなぁ〜

『あの…夢咲ちゃんと一緒の婦人服にいます、樹華です。華って呼んでくださ〜い。』

わぁ、華ちゃんも可愛いい〜癒し系。


結局、この夜、みんなで仕事終わってからご飯を食べにいくことにした。


寮母の福子に電話しなきゃあ。


『もしもし、ムーンです。今日ご飯いらないです。』

『まぁ、ムーンさんまで?』


『みんな今日はデートが多いみたいね。若いっていいわねぇ。』


『私はデートじゃあありませんから〜』


『門限12時までには、帰ってきてちょうだい。』



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