こっちむいて伏見!



いつの間にかうとうとしていたようだ。


今、何時だろう?

ズル休みのアタシはどこからどうみても健康的。


こうして横になっているのも退屈になってくる。



身体ももちろん
どうってことないからお昼になれば当然、
お腹も空く。


アタシは起き上がり、
どうしようか考える。


うーん、何にもしてないのになあ。

ベッドで寝てるだけなのに。

このまま寝てようか、
そう思ったもののやっぱり空腹に負けて台所へ行く。



階段を降りながらお母さんに声をかける。


「なにか食べるもん…ない…?」


「もう大丈夫なん?
今、用意してたとこなんやけど。
食べる?」


アタシに気づいたお母さんは
そう言いながらテーブルにお皿とお茶碗を並べてゆく。


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