こっちむいて伏見!
嬉しくて、
嬉しくて満面の笑みで彼に言った。
「んーん、かまへんよ。
アタシ気にしてへんし。
それにずっと髪が長かったから、
こうして短くなった自分も可愛い自分再発見
って感じでよかったって思ってる」
アタシは彼がくれたそのバレッタを髪につけてみる。
そして彼にベッドの上で四つん這いになって彼に近づき聞いてみる。
「どんな?可愛い?」
「う…」
彼は近付くアタシに後ずさる。
こんなプレゼントくれてもやっぱり相変わらずだ。
伏見は少し距離をとった所で照れたようにしてそっぽを向いた。
ま、そんなもんでしょ。