こっちむいて伏見!
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「あー…、
疲れた…」
伏見は四条大宮の駅のベンチで伸びて言った。
アタシは彼の隣に座って彼の顔を覗き込む。
「うん、…疲れた」
そして彼に同意する。
「そうか?
そんな風には見えへんけど?」
「でも本当に疲れてるもん」
たぶん、
そう見えないのは彼と一緒だからそう見えるだけだろう。
でも
今日は本当にいろんなことがあったから
家に帰るとどっと疲れが出るんじゃないだろうか。