こっちむいて伏見!




アタシは学校に着いても先輩のメールのことばかり考えていた。


そんなの…。

別に困るような話とかじゃないかもしれないし。


きっと
アタシのこころの奥で何かひっかかる感じの。


その感じがアタシにそんな思いさせているのかもしれない。


たいしたことないかもしれない。


そのひっかかる感じのもの、
それがあるから。


先輩の中にはそんなのないんだから。

やっぱり気のせい。


気のせいにしておかないと放課後までに疲れ果ててしまう。



< 336 / 378 >

この作品をシェア

pagetop