こっちむいて伏見!
結局、
ひとと接することもしんどくて
だらだらと机でうつぶして考えているとマユコがやってきた。
「どしたん?
落ち込んでんの?」
「あ…別に…
なんでもないけどさ」
返事をごまかしてみるけれど。
「ホラ、アンタの彼氏もなんか落ち込み気味みたいやね?」
そう言って伏見の方を指差した。
彼女のそんな言葉に伏見のほうを見てみると彼もアタシと同じように机にうつぶしていた。
「なんで落ち込むことなんかあんのやろ…」
アタシの落ち込みの原因は少しでもアイツにあるのに。
伏見の落ち込みなんてどうせパソコンの部品が買いに行ったのに
売り切れてなかったー、
そかそんな程度でしょ。