こっちむいて伏見!


3人でしばらく三竦み状態みたいな感じ。

動けず沈黙。



これって…、

ちょっとマズイんだろうか…?



な…、
なんか言ったほうがいいのかな…。


しかし、
伏見が一番最初にその沈黙に耐え切れなかったのか、

またアタシたちに背を向けて座り、
さっきの作業の続きを始めた。



なんか…、
これって変だ。

なんか…、
これっておかしい。

こんなはずじゃ…。


クラブに入ってそれで一気に仲が進展、

まあ、そう簡単にいかないだろうってこともわかってたけど。


終始、面白がってる先輩と、
終始、イライラしてる伏見。


こういうのって余計にこじれてる気がしないでもない?


< 86 / 378 >

この作品をシェア

pagetop