純愛 ~守りたい~
今度は恵里佳が、痛いところをついてきた。
『ま…まぁ。実を言うと、すっかりマーくんの事……忘れちゃってたかも…(笑)』
あたしがこたえると、
『な…なんで?あんなに好きで、マーくんマーくん言ってたのに!』
真緒美が驚いた顔をした。
『マジ好きだったよ!高校卒業してからしばらくたって、お互いに生徒と先生っていう感じが抜けたら、マーくんと付き合いたいって思うくらいに好きだった!でも…好きだったはずなんだけど……。』