純愛 ~守りたい~
あたしが言うと、恵里佳も隣で頷いた。
会場に着くと、たくさんの人がいた。
知ってる人も、知らない人も。
桐也は……来てる…かな?
もう忘れたい人なはずのに、そのためにも、もう会いたくない人なはずなのに、一目でも良いから桐也を見たい…と思ってしまう自分がいた。
『穂乃嘉、どうしたの?』
恵里佳が、キョロキョロしてるあたしを見てきいた。
『あ、ううん(笑)何でもないよぉ!』
あたしがこたえると隣から、