純愛 ~守りたい~
信号が青に変わり、車が進み始めて諦めかけた時!
会場の前で友達と話している、あいつがいた。
三宅……お前が言ってたように、運命ってもん信じてみても良いかもな…。
俺は本気でそんな風に思った。
―― 結婚式。―――
『久しぶり!桐也おっきくなったなぁ!』
あーちゃんが言う。
『よく、その口の悪さで結婚出来たな!三十路んなる前に結婚出来て良かったね(笑)』
俺がそう言って舌を出すと、