純愛 ~守りたい~
『何か懐かしく感じるね(笑)』
恵里佳が言った。
『まぁねぇ(笑)高校ん時は、毎日のように来てたけど、卒業してからは来る回数減ったからねぇ!』
あたしは言って、笑った。
通りを抜けたところで、恵里佳が止まった。
『どしたぁ?』
あたしがきくと、
『ケータイ出してるだけだよ↑見つかりにくくてね(笑)ちょっと待ってね!』
そう言って恵里佳は、またカバンをあさった。
あたしは辺りを見渡しながら、恵里佳のケータイが見つかるのを待っていた。