純愛 ~守りたい~



受付の人は困ったように言った。





『そうじゃなくて、院長に会いたいんです。』


夏津紀が言うと、



『院長に?それこそ無理です!!院長は今、忙しくお仕事をなされているので…。』


受付の人は、また困った顔をした。

















『なら、言い方を変えましょう!親父に会わせてください。』





すると、受付の人は驚いたように、


『な…何をおっしゃっているのですか……?』


夏津紀にきいた。





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