純愛 ~守りたい~
『不安…で↓』
あたしが言うと、
『なんか…ごめんな。待たせちゃって。』
頭をかきながら、夏津紀は謝ってきた。
『あたしこそ…ごめんねぇ。わざわざ病院まで来させちゃって。』
あたしは下を向きながら言うと、
『なぁ!藍沢桐也って…中学ん時の、あの桐也だろ?』
夏津紀がきいてきた。
『うん……この前、山岡が言ってた友達ってのが桐也だって今日知ったの……。そんで慌てて…』
あたしは、夏津紀の顔が見れなかった。