純愛 ~守りたい~
桐也のお母さんは言った。
『電車の中で偶然会ったんです。桐也が話かけてくれて。そこで、少し話をしてアドレスを交換して、二度と話せないと思ってた桐也と、また話せるようになって…あの時は、桐也とまた話せるようになって嬉しいし、笑顔が懐かしくて涙が出そうになったんですよ(笑)』
あたしは、想い出に浸るように言った。
桐也のお母さんは微笑んだまま、あたしの話をきいていた。
『それからは、毎日のようにメールをして、中学ん時みたいになれるって思ってました…。