純愛 ~守りたい~
第11章 目を開けて…
☆夏津紀side
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扉が開いたと思った瞬間。
藍沢桐也の母親が、中から出てきた。
『親父…。』
俺が不安げに親父を見ると、
『大丈夫!もう少し様子を見ていよう。こっから先は、穂乃嘉ちゃんがどうしたいかなんだ。』
親父はそう言って、微笑んだ。
しばらくすると、
『きいてもいーい?』
藍沢桐也の母親は突然、穂乃嘉に言い、穂乃嘉がとても緊張したように返事をすると、