純愛 ~守りたい~
まとめたように、穂乃嘉は言った。
俺は、その頃。
穂乃嘉と知り合ったり、穂乃嘉と付き合ったり、そして別れたり、一緒にいたはずなのに、そんな事は、全く知らなかった…。
『いえ、皆成長していろんな噂がたつようになったからです。あたしも桐也もお互いに離れていって…卒業したんです。』
穂乃嘉は、戸惑い気味の藍沢桐也の母親に、説明をしていた。
その説明をきき、
『それで…終わり?……でも、それだと病院へは来ないわよね?』