純愛 ~守りたい~
まだ、ありがとうも言えてないのに…。』


穂乃嘉は泣いていた。







…藍沢桐也を本当に好きなんだ。










『大丈夫よ。』


藍沢桐也の母親はそう言って、穂乃嘉を優しく抱きしめた。





穂乃嘉の藍沢桐也への本当の気持ちを初めて素直にきいたような気がした。






『親父…俺やっぱ、きいて良かったよ(笑)初めて穂乃嘉の口から、藍沢桐也の事をきけた。初めて、穂乃嘉の素直な気持ちをきけたんだ。藍沢桐也には、





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