純愛 ~守りたい~
そう言って夏津紀先輩を見たあと、すぐに先輩は離れた。
『ヤキモチなんか妬かねぇーよ!』
夏津紀先輩は言った。
その後。
あたしらの準備のおかげで、文化祭のダンス部の発表は、成功に終わった。
あたしら準備当番は、片付けもしなきゃいけなくて、文化祭の帰りは、いつもよりも遅い20時過ぎになった。
『お疲れ!』
先輩たちは、次々に帰っていった。
『穂乃嘉!俺らも帰ろ♪』
夏津紀先輩は、あたしを見る。