純愛 ~守りたい~
☆届く…?
しばらくしてから、あたしは病室のドアを開けて、
『あの…きいても良いですか……?意識がなくても…目が開かなくても、届くことってありますか…?』
廊下にいた医者に話しかけた。
医者が話そうとしたところに、
『私が話そう。』
そう言って、白衣を着た人が出てきた。
『院長!どうしたんですか?!』
医者は白衣を着た人に言った。
『い…院長…?ってまさか…』
あたしが言うと、
『どうも。穂乃嘉ちゃん!』