純愛 ~守りたい~

桐也はあたしを抱きしめたまま、そう呟いた。



『バカぁ……何で…何で……先に言っちゃうのぉ…。あたし桐也の事…ずっと好きだったんだからぁ…↓好きで好きでどうして良いのかわかんないくらい好きだった…。だから、友達でも良いから離れたくはないって思ったの………。病院にいるのが桐也だって知った時、メッチャ泣いて、メッチャ願ったんだから…。』


あたしは、自分が半分何を言ってるのかもわからないまま、話し続けた。




『桐也じゃなきゃ、あたし……ダメなんだからぁ……。』





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