純愛 ~守りたい~
☆夏津紀side
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桐也が目を覚ましてから、まだそんなにたってるわけじゃないけど俺には、いろんなことがあった。
穂乃嘉には詳しく話さなかったけど、俺と桐也が仲良くなったのは、ただ桐也の母親に頼まれたからだけじゃなかったんだ。
桐也が急変して落ち着いたあと、穂乃嘉はベッドに寄りかかったまま眠ってしまった。
『穂乃嘉ちゃん。疲れてたのね…。』
桐也の母親は、そう俺に話しかけた。
『そうみたいですね。』
俺は穂乃嘉を見ながら答えた。