純愛 ~守りたい~
『院長さんの息子さん。そういえば…』
桐也の母親が俺を呼んだところで、
『あ!長屋 夏津紀です。』
俺は改めて挨拶をした。
桐也の母親は、
『夏津紀くんか!そういえば、夏津紀くんは桐也たちと同い年?穂乃嘉ちゃんとは仲良いみたいだけど。』
優しく微笑みながら、きいた。
『いえ(笑)穂乃嘉たちより1つ上なんです。穂乃嘉は中学の時に、たまたま文化祭で俺の部に手伝いに来てて…。』
俺が頭をかくと、
『もしかして、元カノって感じかな?笑』
桐也の母親は、察したように笑った。