純愛 ~守りたい~
『あら。羽田さん。教科書が出てないわねぇ(笑)教科書はどこ?ページがわからないの?』
毎日毎日。
同じような事が繰り返される。
あたしはだんだんとダルくなり、
『机ん中にある。』
そう言って、そっぽを見続けた。
あたしは正直、友達がいじめられんのは気にくわないけど、自分なら気になんないたちだった。
ただ…この頃にもなると、先生なんてもん自体が、完全に大嫌いだった。
『羽田さん。』
また嫌味が始まった………。