純愛 ~守りたい~
『大丈夫みたいです。あ!でも怪我は、かなりヒドイので安静でお願いしますね。』
見てくれた医者が言った。
『ほ…穂乃…嘉?』
桐也は穂乃嘉を見て言った。
『そう。穂乃嘉ちゃんよ!さっきまで、ずっと心配して起きてたんだけど…。』
桐也のお母さんも安心したような顔をしている。
『何…で、…穂乃嘉がここに?』
桐也は不思議そうな顔で、穂乃嘉を見ている。
『それは…』
桐也の母親が話そうとしたが、
『俺から話しても…良いですか?』
俺は、桐也の母親にきいた。