純愛 ~守りたい~
『俺の生徒がさ、怪我して入院してんだ。それで……見ちゃっ…』
久しぶりに会ったマーくんが、下を向きながら言ってる間に、
『生徒さん大丈夫なの…?』
ここにあたしを呼んだってことは気付いてるんだ…そう思ったあたしはマーくんの話を遮って、自分の話から遠ざける為に生徒の話をきいた。
『あ…あぁ(笑)生徒は大丈夫だよ。それより…』
マーくんはどうしても、あたしの話を持ってこようとする。
『あ!のど…渇いたね↑水持ってくるね。』
あたしは慌てて席を立った。