純愛 ~守りたい~
『待って!!!!!!!!』
マーくんは言って、あたしの手をひいた。
あたしは諦めて、ふりかえり、
『ごめん…』
と言うと、
『何で謝んだよ…(笑)俺、まだ何も言ってねぇーじゃん。俺さー、たまたま生徒が運ばれてここに来たら、ひまわり持って廊下歩いてる穂乃嘉を見ちゃったんだ…。』
マーくんは手を掴んだまま、あたしを見て言った。
『…で?』
あたしがきくと、
『話しかけようと思って、ついてった…。』
マーくんは言って、まだあたしを見つめ続けていた。