純愛 ~守りたい~
『俺も大人になんて全然、なれてないんですよ!桐也にはヤキモチ妬くし、多分あなたにも妬くんだと思います(笑)でも、俺は穂乃嘉が笑ってないと嫌で、穂乃嘉が落ち込んだりしてる顔は見たくなくて…だから、側にいれるだけで幸せなんです。それに……桐也は良いヤツすぎて、俺にはかなわない(笑)』
夏津紀はチラッとこっちを見て、微笑んだ。
あたしは恥ずかしくなって目をそらすと、
『桐也くん…かぁ。夏津紀くんの事も桐也くんの事も全然俺は知らないから、知りたいって素直に思うよ(笑)穂乃嘉。俺は3番目になれるか?』
マーくんが、あたしを見てきいた。