純愛 ~守りたい~
そして、しばらくたった時。
[ 俺、今まで気付かなかったけど、あの日…やっぱ何かあったんだろ? ]
修治からメールが来た。
あたしは頭を抱えて、学校内の短い階段に座っていた。
今さら…気付いたって、もう遅いよ……。
[ ずっとメールとか連絡しなくてごめん!何もなかったよ…。でも、距離を置かしてほしい……。 ]
あたしはメールを送って、また顔をふせていた。
冬…もう夕方過ぎ…。
あたりは暗くなり、日もすっかり落ちていた。