私の春は指定席
「あはは」
「何なに!?何で笑うの?」
「なんでもないよ」
「よかった!
なんか楽しそうだね!」
そーいえば、猫の事より
言わなきゃいけないことがあったんだ!!
「あのっ」
ピシッ
「はい!」
なぜか姿勢よくしちゃった私を見て、真似して姿勢を正しくする木村くん
「あのね!
これ…魔法効いたよ♪
ありがとう」
私は、切符を見せながら
お礼を言った
木村くんの頬っぺが
ほんのり赤くなったのは
気のせいかな?
「ホント?」