私の春は指定席
少しの勇気と素直な思い

見つけた気持ち

「まりえー起きなさーい!」

あの日以来
電車の時間をずらして行くようになった


「最近はゆっくりなのね?なにかあったの」

「別に 何でもないよ」


いつもとかわらない日常
でも…その中には晴くんはいなくて


私が持ってるこの切符は



ただの切符になっちゃった――…




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