私の春は指定席

私は無我夢中で電車に乗ろうとした晴くんに抱きついて、電車にのるのを止めさせた



「あっ…危な!!」

「ごめんなさい!!」


危ないってことはわかってた

だけど…それでも……


「ケガしてない?」


不安そうな顔をして私の顔をのぞきこんできた…


私は小さくうなずく。




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