復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜

亜美の首にあてたカッターを勢いよく、横に引いた。

ぱっくりと大きく口をあけたような傷ができ、そこから壊れた蛇口のように血がふきだす。

「ぐっぎいぃぃいぃ」

亜美は蛇のように舌を動かし、首をかきむしりながら、仰向けに倒れた。
愛華が、顔面から血を滴らせながら、腰をかがめる。

「コレは……アタシのよ……」

声を振り絞るように言うと、自分の皮膚を手にして、顔にべとりとつけた。
しかし、一度はぎとられた皮膚をそうしても、元の美しさには戻らなかった。

愛華はそのまま亜美の上に倒れこんだ。

血にまみれた二人が重なり合う姿は、まるで肉の塊のようだった。