復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
不気味な静寂の後、七海がムクリと起きあがった。顔は蒼白でまばたきひとつしない。さらに、腹部が妊婦のように膨らんでいる。

だらりと伸びた舌を出したまま、にぃと笑い、ポケットから携帯電話を取り出す。

「シネ」

カチカチとボタンを押し、作りあげた呪いの予言メールを送信すると、七海は――いや、七海だった肉体は操り人形のようなおぼつかない動きで踊っていた。

それに合わせてふくらんだ腹が、喜んでいるように大きく揺れていた……。
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