突然の幸運
そう言って茜の体を少し揺すった。


「うぅ~ん。ぱぱぁ?今、夏休みなんだからぁまだ寝るの~」


茜はどうやら義父さんと間違えてるらしい。う~ん、これはちょっと不満かも…


でもそんなところもかわいらしいね。くすりと笑いながら茜のオデコにキスをしながら


「違うよ。セツナだよ朝食の用意できたから起きて一緒にたべよう」


茜はオデコへのくすぐったさと違和感で目が覚めてきたようだ。


「……セツナ?ゴハン?……」


「そうだよ」


寝起きの顔もトロンとしててかわいい♪もうこれで「かわいい」って言うの何回目だ…?


そんたことを僕が考えていると


「あぁ~!!!!!」


叫びながら茜は勢いよく飛び起きてきた。


「ごめんなさい!!私寝坊しちゃった!私がご飯作らなきゃいけないのに。本当にごめんなさい」


茜がパニックになっている。そんなこと気にしなくていいのに。


「大丈夫だよ。疲れてたんだから仕方ないよ。さぁご飯冷めちゃうから行こう」


茜は申し訳なさそうについてくる。


そうしてリビングに到着した。
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