突然の幸運
テーブルの上にはトーストとスクランブルエッグ、ベーコンとサラダを用意しておいた。


「おいしそう」


茜はそう言ってくれた。嬉しいな、作ってよかった。


「量とかわからなかったからもし多かったら残してくれていいからね」


「うぅん。大丈夫食べられるよ。いただきます。」


「はい、どうぞ」


茜は朝食を一口食べた。


茜の顔をみるかぎり気に入ってもらえたかな?


そう思っていると茜に話しかけられた。


「とっても美味しいね。明日からはちゃんと早起きして作るね」


僕は頑張りやさんだなぁと思うと同時に頑張りすぎないでほしいとも思った。


「そんなに頑張らなくても大丈夫だよ。今日は早く目が覚めちゃったからつくっただけだし」


「でも……」


と茜が尚も言おうとするので、言葉を続けた。


「今日は土曜日だし。今日と明日は休み貰えてるから大丈夫だよそれに茜のほうがたいへんだろう?突然の生活環境の変化なんだから」


僕がそう言ったら


「ありがとう。でも明日から私も頑張る。セツナの奥さんになったんだから」


茜は自分から今、僕の奥さんだと言った!!


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