突然の幸運
父さんは彼女の若さに驚いたと思ったのか僕に彼女の説明をしてくる。


「名前は上月 茜さんだ。今回は業務提携することになった会社の娘さんだ」


そんなことじゃない。


僕が驚いたのはずっと思い続けていた彼女が写真に写っているということだ。


父さんの説明なんか丸無視して聞いた。


「本当に！本当にこの写真の子が僕の結婚相手！！」


僕が勢いよく聞いたせで今度は父さんが驚いていた。


「あぁ、そうだぞ。どうしたんだ急に…」


これは夢なんじゃないだろうか彼女が結婚相手だなんて！


でも、手に入るかも知れないと思ってしまったらもう我慢できなくなった。


「父さんこの話絶対に成功させて」


父さんは最初ポカンとしていたけれど、いつになく乗り気な僕の態度に飛びついた。


「そうか！やっとやる気になってくれたか。もうこれから先ないかも知れん奇跡だ！任せなさい。必ず話をまとめるよ」


これからは早かった。


顔合わせをして衣装あわせ


茜ちゃんキミは今も昔もかわいいね。


キミは僕のこと覚えていないから不安そうにしていたね。
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