突然の幸運
嬉しいなぁ♪


茜って呼べるの♪♪


でも、茜が不安にならないように僕がしっかりしないとね。


そんなことを考えながら荷物の整理をしていたらノックの音が聞こえてきた。


「はい」


と僕が返事をすると茜が部屋の中に入ってきた。


部屋に入ってきた茜は何かを探すようにキョロキョロしていた。


動きまでかわいいなぁ

でもどうしたのかな?

「セツナ、ベッドっていつ届くのかなぁ?」


あぁ、そのことか。


言ったらどういう反応するのかな?


「もう届いてるよ。寝室に置いてあるから見に行く?」


「えっセツナ寝室ってなに。一緒の部屋で寝るの!?」


かなり焦っているね。ちょっとかわいそうだったかな。


「そうだよ。一緒の部屋って言うか一緒にね」


僕の言葉に疑問をおぼえたみたいだけど気づいてはいないみたいだね。


キミは僕のこと怒るかな?


寝室に到着して茜の第一声


「ベッド一つしかないよ……一緒に寝るの?」


僕が「そうだよ」とこたえたら茜は固まってしまった。


ちょっと急すぎたかな?


でも少しでも一緒に居たいから悲しそうな顔をつくって茜に問いかけた。

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