カリフォルニア・ガールズなら
僕は今の仕事がとても嫌いだった。だからといってこの不景気で選り好みはできないのだが、やはり嫌なものは嫌なのだ。
サラリーマンとは実に嫌なものだ。
偉そうな上司、理不尽の塊だ。
それを我慢するのが大人というものだが、いずれ自分も上司になって気がつかないうちにあんな糞みたいな上司になってしまったらと思うと、憂鬱になった。
僕が言いたいのは、仕事としての目標、(上司)が目の前にあってそれらを目指して頑張ると言うのがどうしても理解できなかっただけなのだ。
縛られているし、なにより目標にできる上司がいなかった。
そんなことするのは高校まででいい。
しかしとはいってもどんな仕事にしようかわからなかった。
そこで僕は新聞紙についてくる広告チラシを見て目についたのがあったのだ。
――――――――――――――――――
「貴方の鋭い目で、バーコードを見つけましょう!」
※ガンバッテクレルヒトダイカンゲイ!!
――――――――――――――――――